動脈硬化は歯科検診で予防できる？相模原古淵の歯科

歯の定期検診へ行っていますか？そう聞かれると「別に悪いところはないので」「めんどうだから」という答えが少なからず返ってくるでしょう。悪いところがなくても、歯科の定期検診で予防できる疾患があります。今回は、歯科の定期検診と動脈硬化の関係についてお話しします。

歯科定期検診で動脈硬化のリスクが低くなる

動脈硬化と歯の健康状態に関係があるなんて想像がつきませんよね。ところが最近の検討で「定期的に歯科受診している人は動脈硬化リスクが低い」ことが明らかになっています。

55歳以上の602人を対象とした分析では、「症状の有無にかかわらず定期的に歯科受診をしている」人は100人（16.6％）で、そのほかは症状があるときのみ歯科を受診していました。602人中動脈硬化の所見が認められたのは117人（19.4％）で、特徴としては「高齢」「男性」「高血圧」の割合が高く、一方で肥満者は少ない結果となりました。

定期的に歯科受診している人の割合は、
・動脈硬化所見あり･･･10.3％
・動脈硬化所見なし･･･18.1％
で、この結果から「動脈硬化がない人のほうが定期的に歯科受診している割合が高い」ことがわかります。

このほかにも重度の歯周病が動脈硬化につながる可能性が指摘されました。動脈硬化は、脳卒中や認知症、大動脈解離などさまざまな疾患の原因となりえます。これらは命を落とす可能性や、生活の質（QOL）を損なうことになるので要注意です。定期的な歯科受診は、お口の健康だけでなく全身の健康にもつながる大切なことなのですね。

歯を美しく保つためには

定期的な歯科検診では、お口の異常をいち早く発見することができます。また、お口の清潔感を保つことにもつながり、むし歯や歯周病、口臭を予防することもできます。

歯並びが悪い場合には、自分でする日常のケアでは届かないすみずみまでクリーニングしてもらえるのもメリットでしょう。歯並びは、ケアしづらいだけでなく、噛み合わせや見た目にも影響するので、気になる場合は歯の矯正を検討してみるとよいかもしれません。

「歯に異常はなさそうだから」「まだまだ健康だし大丈夫」と思っている方も、定期的な歯科検診を受診してみてください。健康なうちに行うからこそ、リスクの予防になります。相模原古淵のみんなの歯科医院では無料カウンセリングを実施しています。お口のお悩みに関することをぜひお気軽ご相談ください。