マスクで気になる口臭の対処法は?相模原古淵の歯科医が解説
「なんだかマスクがにおう気がする」。自分の口のにおいが原因だと信じたくないかもしれませんが、マスクがきっかけで口臭ケアを考える人も増えたのではないでしょうか。口臭の原因は一体何なのでしょうか。また、これまで気づかなかったのはなぜ?今回は、口臭の原因と対処法についてお伝えします。
目次
自分の息のにおいが気になる人の割合は?
「嗅覚疲労」といって、口臭のように常に鼻の周囲に発生しているにおいは感じづらくなります。厚生労働省の歯科疾患実態調査(2016年)によると、15歳以上の約10%が「口臭が気になる」と回答しました。嗅覚疲労によって口臭に無自覚な人もいると考えると、実際に口がにおう人はもっと多いと言えます。
口臭の原因物質の濃度には男女差は認められず、社会的に容認できる限度を超える口臭をもつ成人は時間帯によって6~23%存在するとされています。
最近では、マスクを着用するシーンで自分の口臭に気づく人も多く、「もしかして息がくさいのでは?」と不安を感じるのではないでしょうか。
口臭の原因は大きくわけて5つの種類があります。
生理的口臭
誰にでもある臭いで起床時、空腹時、緊張時にでます。
飲食物、嗜好品による口臭
ニンニク、ネギ、お酒、たばこ等による口臭
病的口臭
鼻や、のどの病気、呼吸器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などで口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口の中にその原因があります。
ストレスによる口臭
ストレスにより唾液の量が少なくなると口の中が臭くなります。
心理的口臭
自分自身で強い臭いがあると思い込む人がいます。
また女性の生理、妊娠時などのホルモンバランスの変化に伴う口臭、年代固有の臭気(加齢臭)な口臭もあります。
口臭の原因には歯周病と舌苔などの要素が考えられます。特に、舌苔は舌の表面につく白いもので、口臭の原因物質のほとんどがこの舌の上で作られています。
そのため、口臭を予防するためには「舌の掃除」が最も有効な手段だと言えるでしょう。舌の掃除専用ブラシなどもありますので、利用すると簡単に掃除できます。一日の舌清掃の回数は朝の一回で十分。あまり磨きすぎると、舌の粘膜を傷つけることになります。
舌の掃除の仕方は、鏡を見ながらだとやりやすく、舌苔のつき方も確認することができます。
1.舌の後方からにブラシを軽く当て、手前に引く(力を入れすぎないように)
2.1日1回朝がおすすめ!ゴシゴシやりすぎないようにしましょう。
矯正治療中で口臭が気になる方は、磨き残しや矯正器具の汚れにも注意を払う必要があります。定期的なクリーニングと合わせて舌苔のケアもしてみましょう。
歯医者でのクリーニングで口臭ケアも
マスク着用の習慣によって、自分の息が気になる人が増えています。「もしかして周りにもにおっているのかな」と心配になるのではないでしょうか。
口臭の原因は舌苔のほかに、歯周病やほかの疾患が隠れている場合もあります。舌苔のケアと合わせて、歯科医での定期クリーニングへ行くようにしましょう。
相模原古淵のみんなの歯医者では、お口に関するお悩みを無料カウンセリングでうかがいます。口臭など、気になることはどんなことでもご相談くださいね。
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