「自分の歯並びで矯正が必要かどうか判断できない」と悩んでいる方はおそらく「歯の見た目」を重視しているでしょう。歯は「見た目」と同時に「かみ合わせ」が整って初めて「美しい歯並び」が実現されます。見た目はセーフでもかみ合わせに不便は感じていませんか？ 今回は歯の矯正が必要な理由についてお話します。
見た目はセーフでも歯の矯正が必要な理由って？
歯の矯正について、多くの人は「歯の見た目を整えたい」理由で治療に訪れます。一方で「かみ合わせが悪いから治したい」という人はあまりいません。
実は歯の矯正で重視すべきは見た目よりもかみ合わせ。いくら見た目が整っていてもかみ合っていなければ歯の機能を十分生かせていません。
歯列の一部分に凸凹が見られてたり、重なり合ってる状態、歯と歯の間に隙間、いわゆる出っ歯、受け口、奥歯しかかみ合わず前歯の部分が開いてしまう状態を開口、上下の咬み合わせが深くなっていることを過蓋咬合、このような状態を不正咬合と言います。
たとえば、80歳で20本の歯を残すことを目標とした「8020運動」があり、実際にこの目標を達成している人達を調べてみると、前歯や奥歯がしっかりかみ合い、歯が安定していたという報告があります。
かみ合わせが安定していると、食事をしっかり噛める、奥歯ですり潰して咀嚼することを問題なくできます。若いうちはしっかり噛まなくても少しくらい大きなお肉なら飲み込めるかもしれませんが、高齢になるとそうはいきません。よく噛めることが何より大切になってきます。つまり、かみ合わせが整っているということは、将来の健康と深く関係していると言えます。
歯の矯正は「歯の見た目」と「かみ合わせ」の両方が整って初めて「きれいな歯並び」を達成できます。美しい見た目の歯並びはコンプレックスの解消や、歯磨きのしやすさにつながり、整ったかみ合わせは発音や体のバランスの改善につながります。歯の矯正は見た目や機能の改善が目的ですが、治療後に「性格がポジティブになる」傾向があるそうです。このように、矯正にはさまざまな効果が期待できます。
歯並びは見た目だけじゃなく機能も大切
「噛みづらい」「発音がしにくい」「嚙み合っていない気がする」といった歯の機能的な悩みも、実は歯並びが原因かもしれません。矯正歯科では治療後のかみ合わせもしっかりと考慮して治療をスタートします。将来の健康のためにも、今から歯の見た目とかみ合わせを整えておくとよいかもしれませんね。
相模原古淵のみんなの歯科医院では無料カウンセリングを実施しています。歯の機能面でお悩みの方もお気軽にご相談にお越しください。
