虫歯をはじめ、歯周病や口臭、歯ぎしり、ドライマウスなど口腔内にはさまざまなトラブルがあり、トラブルを同時に抱えている方も少なくありません。今回はそのようなトラブルに関して、Q&A方式で解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
歯と口のトラブルに関するQ&A
虫歯や歯周病など、歯と口にトラブルを抱えていると口腔内にとどまらず、全身にさまざまな悪影響がおよびます。日常生活をできるだけ元気に送るために、歯や口のトラブルは放置せず、気になることがあれば歯医者に相談することをおすすめします。
Q:歯みがきをきちんとしているのに、むし歯になるのはどうしてですか?
A:歯磨きをしているつもりでも、実はみがき残しが多く、食べカスや汚れが落ちていないケースが多くあります。「歯磨きの基本」を守りながら、ハブラシが届きにくい歯も、工夫して丁寧に歯磨きしましょう。また、歯磨きの仕方が正しくても食後に時間が経過すればするほど細菌がどんどんと繁殖していきます。食後はなるべく早く磨くことをオススメします。その他にも食生活、口腔内菌叢、唾液の量や性状、歯の質の悪さなどが考えられます
Q:喫煙者は歯周病の進行が早く、治癒しにくいと聞きましたが本当でしょうか?
A:本当です。喫煙によってニコチンを摂取すると、その作用で血管が収縮させます。すると、歯ぐきの血行を阻害するだけでなく、歯ぐきの生体防御作用の機能低下が起こります。その結果、歯周病の進行が早く治療が困難となります。
Q:歯周病(歯槽膿漏)になる原因は? 放っておくとどうなりますか?
A:歯槽膿漏の原因は口腔内の細菌です。 この細菌は歯垢(プラーク)に生息しており、普段の歯磨きが不十分で歯垢が溜まると増殖し、毒素を出して歯ぐきに炎症を起こす原因となります。歯槽膿漏が進行すると歯ぐきが腫れる、血や膿が出る、ひどい口臭がするといった症状だけでなく、炎症が広がると歯ぐきの内側の歯を支える骨(歯槽骨)が溶け始め破壊されていきます。最終的には歯を支えている歯周組織が破壊され、歯を支えられなくなりついには歯が抜け落ちてしまいます。
Q:親知らずは必ず抜かないといけませんか?
A:歯の一番奥に生える永久歯であり、先天的に生えない人、存在しても傾斜して生えないケースもあります。親知らずは必ず抜歯しなければならないというわけではありません。決められた場所にきちんと、うまく生えて他の歯と同じように歯としての機能を有している場合、あるいは骨の中に完全に埋伏した状態で、炎症を起こしたり、障害を起こしていない場合は抜く必要はないでしょう。 しかし、生え方が悪く炎症を起こしている場合、むし歯がひどく他に治療法がない場合、顎の大きさと調和できず歯並びを悪くする原因となっている場合は抜歯となります。
Q:子どもの歯並びが隙間だらけで心配です。矯正が必要ですか?
A:乳歯の歯列の場合、将来生えてくる大きな永久歯が生えてくるスペースを確保するために、あえて歯と歯の間に隙間を作っているため、隙間が空いているだけなら問題はありません。逆に乳歯の歯列に十分な隙間がない場合や、前歯が窮屈に生えていたり、重なるように生えていたりする場合は、顎の成長に何らかの問題が生じている場合があり、矯正が必要になる可能性もあります。
Q:歯ぎしりしてると言われましたがどうしたらいい?
A:なぜ歯ぎしりをするのか、残念ながら詳しい原因はわかっていません。しかし、歯ぎしりに対して何も対策を行わずにそのまま放っておくと、詰め物や被せ物がすり減ったり摩耗する原因になり、その結果欠けたり外れたりする頻度が増えて、その結果歯の再治療の回数も増えることになります。歯ぎしりや噛みしめのある方には、ナイトガードを呼ばれるマウスピースを夜の間噛んで頂くことで、歯ぎしりや噛みしめ・食いしばりによる歯へのダメージを緩和します。日常的に歯を噛みしめる癖のある方は、なるべく噛みしめを行わないようにリラックスを心がけ、顎関節の周囲を軽くマッサージして力を抜くようにしましょう。
相模原古淵のみんなの歯科医院では無料カウンセリングを行っています。
今回は歯や口に関するトラブルをいくつかご紹介しましたが、他にもまだまだトラブルの種類は多く、悩まれている方も多いことでしょう。相模原古淵のみんなの歯科医院では、予防歯科に力を入れるほか無料カウンセリングも実施しております。歯に関することはどんなお悩みもまずはお気軽にご相談ください。