今や歯科医院は全国で7万件近くあり、どこにでも歯医者があります。たくさんの歯科医院があり安心できる一方、治療をスタートするときに「どこに通えばいいかわからない」状態にもなります。今回は、皆さんが何を基準に歯科医院を選んでいるのか、矯正歯科選びの大切なポイントについてお話しします。
矯正歯科医院選びの基準
皆さんは何を基準に歯科医院を選んでいますか?「家から近いから」「幼い頃から通っているから」など理由はさまざまあると思います。「歯科を選ぶ基準調査」(メディカルブランディングカンパニー社)によると、1,300人のうち歯科医院を選ぶ基準として「駅・職場から近い」と回答した割合が51%と最も高く、続いて「土日診療」(22%)、「治療費」(8%)と続きました。
また、歯科医院にある設備の優先順位について、「駐車場完備」が33%と最も多く、「個室完備」「滅菌器」「キッズスペース」がそれぞれ16%という結果になりました。患者さんは歯科医院に通う前にまずWebサイトをチェックして「通いやすいかどうか」を重視して来院するようです。
矯正歯科の場合、医師の経験値も重要になってくるでしょう。矯正歯科の認定医や専門医は矯正治療に関する知識が豊富なので、歯科医院選びの基準にしてみてください。
ドクターショッピングとセカンドオピニオンは違う?
以前、ドクターショッピングという言葉が流行りましたが、これは医療機関や医師と信頼関係が築けないために次々と病院を変わることを指します。医療機関同士で患者さんの情報を共有できないため、治療や処方する薬の重複などトラブルも多く起こります。
一方、セカンドオピニオンは、患者さんが「この診断でいいのかな」「治療方法で気になるところがあるな」というときに、まず担当医に「他の医療機関の意見も聞きたい」と相談し紹介状を書いてもらいます。セカンドオピニオンは自費診療ですが、治療について患者さんが納得するために必要な手段とも言えるでしょう。
世間の風潮では「気になることがあれば他の医師の意見も聞く」とセカンドオピニオンを行うことが当たり前のようになっています。ですが矯正治療は、一度治療をスタートすると歯科医院の変更が難しい治療です。それは、治療開始前に綿密な治療計画を立てそれに沿って治療を行っていることや、歯科医師の技術が大きく関わっているためです。
引越しや、やむを得ない理由で矯正歯科医院を変更せざるを得ない場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。
矯正歯科は歯科医院選びが大切
矯正治療は、医院の変更が難しい治療のため、歯科医院選びが大切になってきます。事前のカウンセリングできちんと説明があるかどうか、希望やメリットばかりでなくリスクについての説明も重要なポイントです。通いやすさや医院の雰囲気も、長期間通うことに違和感がないかどうかイメージしてみましょう。
相模原古淵のみんなの歯科医院では無料カウンセリングを実施しています。患者さんが話しやすい雰囲気を心がけていますので、お気軽にご相談にいらしてくださいね。