フッ素やキシリトールってどのくらい効果があるの?相模原古淵の歯医者が解説
フッ素やキシリトールは身近にあるむし歯予防アイテム。幼児から高齢者まで、日頃の習慣に手軽に取り入れられるのも魅力ですよね。今回は、フッ素とキシリトールのむし歯予防効果と効果的な取り入れ方について知っていただきたいと思います。
フッ素で虫歯予防
歯医者さんで治療の最後に「フッ素塗っておきますね」と言われたことがありませんか?また、歯磨き粉に表示された「フッ素配合」の文字。フッ素を塗るとどのような効果が期待できるのでしょうか。
フッ素(正しくはフッ化物)は、幼児から高齢者まで家庭でも利用できる身近なむし歯予防方法です。フッ素は世界的にも利用人口が多く、むし歯の予防、歯質強化に有効です。また、成人・高齢者の歯の根元にできるむし歯(根面むし歯)に対しても予防効果があると報告されています。
フッ素配合の歯磨き粉を使ってむし歯の予防効果を十分に発揮させるためには、適正な量(6カ月~2歳は3mm程度、3歳~5歳は5mm程度、6歳~14歳は1㎝程度、15歳以上は2cm程度)で歯みがきをしたあと1~2時間は食事をひかえたほうが効果的。就寝前の使用をおすすめします。
食後のキシリトール配合ガムでむし歯予防
キシリトールは、ガムに使われているのをよく見ますよね。むし歯予防効果が実証されている天然甘味料で、砂糖と同じくらいの甘さがあり、白樺や樫の木から採れるキシラン・ヘミセルロースという糖分から作られています。
むし歯菌に分解されない特徴がありプラーク(歯垢)のミュータンス菌を減少させ虫歯の原因となる酸を作らせない働きをしてくれます。また、キシリトールはカルシウムと結合することで歯の修復(再石灰化)も促進します。
むし歯予防のために効果的なのは、できるだけキシリトールの量が多く配合(できれば100%)されているガムやタブレットを食後に食べること。ただし、キシリトール配合といっても砂糖や水飴などの糖類が含まれていることもあるので注意が必要です。
歯科衛生士によるフッ素塗布も
フッ素やキシリトールを毎日の習慣に取り入れることは、むし歯予防に効果的。一方で、毎日の歯みがきや、定期的な歯科検診で歯に異常がないかを確認することも大切です。
年に3~4回は高濃度のフッ素を取り入れてあげると歯の強化につながります。 フッ素やキシリトールを上手に取り入れつつ、健康な歯を目指していきましょう。
相模原古淵のみんなの歯医者では無料カウンセリングを実施しています。予防歯科では歯科衛生士によるフッ素塗布も行っておりますので、お気軽にお越しくださいね。
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