歯周病が認知症の原因に。歯周病を防ぐためにできること
高齢社会がますます加速するなかで、認知症患者のニュースがトピックに上がることもしばしば。認知症は、いつか自分の身近な問題になるのかも。日頃のケアで認知症を予防できるならぜひとも取り組みたいですよね。最近、歯周病と認知症が関係することがわかりました。将来の健康のためにも日頃のケアを見直して、歯周病予防のためにできることをしてみませんか。
歯周病の原因菌が認知症と関係していた
歯周病は歯垢の磨き残しが原因。歯垢は、ほとんどが水分ですが約20%は歯周病の原因菌であるジンジバリス菌のかたまりです。ジンジバリス菌が発生させる毒素は、歯肉の炎症へとつながっていきます。
九州大学大学院歯学研究院と中国北京理工大学生命学院の共同研究により、ジンジバリス菌と脳老人斑成分であるアミロイドβとの関係が発見されました。アミロイドβなどのたんぱく質は脳に少しずつ蓄積し、アルツハイマー型認知症の発症や症状の進行につながるとされています。
歯周病の原因菌がアルツハイマー型認知症の進行に関係していることがわかり、歯周病ケアの大切さが見直されています。
歯科医院の定期クリーニングが何よりの予防策
40歳代以上のほとんどの人が歯周病であると言われています。歯周病の前段階である歯肉炎のうちは日頃のケアをきちんとすれば健康に戻ることができます。一方で、歯周病になってしまうと自分でできるケアだけでは健康な歯肉は取り戻せません。
歯周病ケアで歯の健康を保つには、歯科医院で定期的にクリーニングしてもらうことが大切。歯科医院では日頃のケアでは手が届かない歯周ポケット内の歯石を取ったり、歯茎からの出血を確認したりします。歯周病を他人事だと思わずに、成人を過ぎたら歯科医院へ定期的に通うことをおすすめします。
また、タバコや加齢、ストレスでも口内環境は悪化します。歯周病菌のジンジバリス菌が増加すると歯肉炎が悪化し歯周炎に。早い段階で治療すれば、将来に残せる歯が増えるだけでなくアルツハイマー型認知症の予防にもつながります。お口のケアは将来の健康にも関係しているのですね。
歯周病ケアも家族の歯のお悩みもみんなの歯医者へ
歯周病の原因菌ジンジバリス菌とアルツハイマー型認知症との関係がわかったことで、お口のケアがこれまで以上に重視されるようになってきました。高齢社会がますます加速していくなかで、自分でできる予防はなるべくやっていきたいところ。相模原古淵にあるみんなの歯医者では無料カウンセリングを行っています。歯周病ケアについてはもちろん、ご家族の歯の健康についてもご相談ください。一緒に健康な歯をつくっていきましょう。
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