「マウスピース、毎日ちゃんと着けていますか?」と聞かれてドキッとしたあなた。毎日20時間以上、ちゃんと着けていますか? 矯正治療は長期間に及ぶので、治療が進むにつれて、モチベーションが下がってしまうことはよくあることです。今回は、ついサボってしまうマウスピース矯正のモチベーションとサボることのデメリットについてお伝えします。
最初のモチベーションはどこへいった?
「三日坊主」「石の上にも三年」ということわざがあるように、何かを習慣化するにはまずは「3」の期間をクリアすることを目標にするとよいかもしれません。矯正治療では、3日で挫折する方は少ないと思いますが、3週間、3ヵ月・・・になるとモチベーションが下がってサボりがちになることもしばしば。1日20時間以上のマウスピース装着目標、守れていますか?
マウスピース矯正は、患者さんの意志に委ねるところも多くあります。歯科医師がどれだけ「着けてね」「守ってね」と言っても、患者さんがマウスピース矯正に積極的でなければ時間と費用が水の泡に。
患者さんがマウスピース矯正をサボりがちになる理由として、モチベーションの低下が挙げられます。最初は頑張るぞ!という気持ちがあっても、3ヵ月経つ頃には「歯、動いているのかな」「毎回チューイー(マウスピースをきっちり装着させるためのもの)噛むのめんどうだな」「ちょっとくらい着けなくても平気」など、さまざまな思いが生まれ、自分ルールができあがってしまいます。
マウスピース矯正をサボるデメリット
ここで、マウスピース矯正をサボることのデメリットについて考えてみましょう。実は、サボることのデメリットは患者さんにしかありません。サボると歯が予定通り動かず、治療期間が延びます。そのため最終的に通院費や治療費が増えることにもつながります。
また、矯正治療の最初に抜歯をしたり、歯を削ったりして歯を動かすスペースを作ったと思います。マウスピース矯正をサボることで、このスペースが予定通り埋まらず、歯が変に傾いてしまうことも。つまり、治療前よりも歯の状況が悪くなる可能性があります。
治療のモチベーションを維持するために、写真をとってビフォーアフターを比較してみるのはいかがでしょうか? 毎日見ているとわからない歯の動きも、数週間後に比較してみると実感できると思います。また、チューイーを味付きのものに変更する、好きな曲1曲分はチューイーを噛むなど、自分が楽しくなる工夫を。
矯正治療中のお悩みも気軽に相談してください
定期検診でクリニックへ行くとつい「毎日ちゃんとマウスピースを着けています」と言いがちですよね。ですが、歯の動きを見れば、サボりはわかってしまいます。モチベーションが下がったり、全然マウスピースを着けられない日が続いたりしたら、隠さずにぜひ相談してください。一緒に治療のゴールまで頑張りましょう!
相模原古淵のみんなの歯医者では、無料カウンセリングも行っています。矯正治療前のお悩みや、ご家族・お知り合いで矯正治療を検討中の方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。