矯正治療Orthodontic Treatment
なぜ、歯並びを矯正するのでしょうか?もちろん、笑顔の隙間から覗く歯が美しく揃っていることで、顔の印象が変わるという面もありますが、実は歯そのものや口腔内、そして全身の健康状態にも大きく影響があります。
このページでは、矯正治療をするとどういったメリットがあるのかを紹介します。
人が生きていくためには食べることは欠かせません。
食べ物を噛む咀嚼(そしゃく)は消化の第一段階です。
前歯は食べ物を噛み切るため、奥歯はすり潰すためのものです。
これらが顎の関節や舌などの筋肉の動きとスムーズに連動した咀嚼を行うには、歯がきれいに並んでいる必要があります。
しっかりと噛むことは胃腸での消化を助けます。
さらに、かみ合わせが悪いと顎関節症や頭痛、肩こりなどの原因となることがあるだけでなく、体のゆがみにつながることもあります。
かみ合わせが整うことで、全身のバランスも良くなり、これらの症状の改善にもつながります。
また歯並びが悪いと、お口の中の凸凹によってブラッシングが難しくなります。
つまりそれだけ虫歯や歯周病のリスクが高いということです。
歯並びによっては顔の印象が大きく変わることもあり、そうした容貌からコンプレックスを持つことになれば、歯は心にも影響することになります。
きれいな歯並びは、見た目だけでなくいろいろな意味でプラスになることが多いでしょう。
一般的には、永久歯への生え変わりが開始する小学校1~2年生ころから始めることが多い治療です。
成長期に咀嚼や嚥下、発音、呼吸の機能の発達と成熟を促すことは、正常なあごの発育を助け、ひいては全身の健康状態を良くします。
それぞれの身体の成長に合わせて治療を行うことにより、将来の歯並びやかみ合わせの悪化を予防したり、程度を軽減化することにもつながります。
また、子供の頃の指しゃぶりや口呼吸、舌や唇を噛むなどの習慣は、歯並びを悪くする原因となります。
そのためこの時期の治療では、これらの習慣の改善にも取り組みます。